オリジナル同人BLゲーム「EUREKA(エーヴリカ)」世界観・重要事物

神の塔
この大陸の中心部には「神の塔」と呼ばれる巨大な塔がある。塔は「全ての終わり」の前から存在していたとされ、誰がいつどのような目的で建造したのか謎に包まれている。それ故、マルディス教が広まる前から、人々はこの塔を畏怖してきた。

この塔には、世界の始原と終末に関わる神の知識が格納され、またその最深部には神そのものが封じられているとされている。それ故「神の塔」を管理するマルディス教団は、塔の周囲に幾重にも強力な結界を張り、塔への侵入を防いでいる。
神の塔は聖都ファティマの中央に存在する淡水湖、ルルドの中心部に立地している。塔に入るためにはこの湖を越えねばならないが、湖そのものに強力な結界が張られているため、通常の方法では進入できない。教団関係者は湖の外から神の塔へと通じる特別なゲートを使用している。このルルド湖の結界は千年前にマルディス本人が施したものと言われている。その後結界はさらに強化され、塔へと通じるゲートも厳重に管理されている。

神の塔はマルディスが神の智慧を得た場所とされており、教団にとってはそれそのものが神聖な「御神体」に当たる。塔内には神の知識が書かれているというという「アツィルトの書」及び、EUREKAに住む人類の生命を生み出す「生命の月」が安置されており、一般教団員も立ち入ることはできない。神の塔に隠されている力を知る者は、教団の中でもごく限られた一部の幹部のみである。


生命の月
「生命の月」は、EUREKAに住む人々の命の源である。白い球形をしており、淡く発光している。これがどのような物質で作られ、どのような原理で動作しているのかは不明。
現在、生命の月は12個が確認されており、そのうち過半数の7個をマルディス教団が管理している。残り5個の生命の月は、インディナス・マイヤーが2個、火那乃国、シオウル・セルとレジデンツと呼ばれる人々の集団が1個ずつ所持している。

マルディス教団が管理している7個の生命の月は「誕生の月」とも呼ばれ、神の塔の地下に安置されている。生命を司る高位の神官のみがその中に入ることを許される。教団は誕生の月を管理することで、EUREKAの人口調整を行っていると言える。

マルディスの得た神の知識によると、生命の月は13個あると伝えられているが、残り1個の行方はまだ分かっていない。13番目の生命の月は「隠された黒き月」と呼ばれ、本当にそれが実在するかどうか論議が続いている。


アノマリー
正体不明の存在。意志を持つかのように行動するが、明らかに通常の生命体とは異なり、物質的な肉体を持っていない。アノマリーが存在する場所は空間が歪み、その跡地に時空連続体欠損と呼ばれる後遺症を残す場合がある。アノマリーがどのように生まれるかは分かっていない。

アノマリーは概して攻撃的であり、またアノマリーに長時間接触していると「アノマリー汚染」と呼ばれる精神障害を起こす場合が多いため、発見され次第駆除される。外部から一定以上のダメージを与えると消滅するが、物理的な攻撃はあまり効果がない。

世界にはいくつか、アノマリーが頻繁に発生する「アノマリーの巣」と呼ばれる特異点が存在し、危険なため封鎖される。それ以外の突発性アノマリーについては、いつどこで発生するかは予測不可能であるが、発生頻度はそれほど高くない。一般の人々にとってはアノマリーは身近な存在ではないが、脅威であることには変わりない。

アノマリーの殲滅には特殊な素養が必要であるため、教団や火那乃国では、専門の対アノマリー部隊が編成されている。


全ての終わり
約二千年前に突如EUREKA全土を襲ったと言われる大災厄(カタストロフィ)。それが何であったのかは未だに究明されていない。
その大災厄により、あらゆる生命体の99%は死滅し、それまで存在していた先史文明は完全に崩壊したと言われている。
(ただし、インディナス・マイヤーには大災厄以前の記録が明確に残されており、火那乃国は伝承によれば「全ての終わり」を乗り越えた人々の子孫であると伝えられているため、少なくとも一部の文明はこの災厄を乗り越えたと考えられている)

それが再び起こるのか、起こるとしたらいつなのか、それを乗り越えるもしくは回避できる術はあるのか、全ては謎のままである。


テトラダート
テトラダートは「4つの神の知識」と呼ばれ、神の塔とEUREKAに関する重要な記述が書かれている秘本である。
元々神の塔には、マルディス教団の所有する「アツィルトの書」、インディナス・マイヤーが所有する「アッシャーの書」を含め、全部で4册の書物があったとされている。現在、残り2册「ブリアーの書」「イエツィラーの書」の所在は不明。

テトラダートはその実物を見た者がほとんど存在しないという幻の書であるが、「書物」というのは便宜上の呼び方で、実際には書物とは似ても似つかない姿をしている。厳密に正八面体にカットされた透明な単結晶の物体で、特殊な方法で「情報」が封印されている。情報の出力には読み出す側も相応の力が必要であるため、テトラダートに封じられた情報を正確に知るのは至難の技である。

かつてマルディスは、神の塔に収められていたテトラダートのひとつ「アツィルトの書」を完全に理解し、神の智慧を得たと伝えられている。


デュランダルとレーヴァテイン
デュランダルはファティマのヴェーグナー家に伝わる聖剣である。白く光沢のある金属質の柄に、薄青く発光する半透明の刀身を持つ。千年前、マルディスの守護騎士であったジードがマルディスより賜った剣と伝えられている。所有者を選ぶ剣と言われ、素養のない者には扱えないとされている。

デュランダルには、レーヴァテインと呼ばれる対となる剣が存在する。形態はデュランダルとほぼ同じであるが、黒い光沢のある柄に、赤く発光する半透明の刀身を持っている。レーヴァテインは長らくその所在が不明だったが、シオウルの守護騎士であるイシュトが帯刀していることから、現在はシオウル・セルが所有していることが明らかとなっている。

両剣とも、使用者の精神に同調し、使用者の魔力、身体能力を劇的に上昇させる能力を持つ。ただし、剣に同調できるだけの精神集中力を必要とするため、ただ剣を持つだけではその力を引き出すことはできない。これが「剣が所有者を選ぶ」と言われる所以である。また、この強化能力は使用者にもかなりの負担を強いる。そのため「使用者の生命力を削る呪われた剣」とも呼ばれるが、実際に生命力を吸い取っているわけではない。

現在知られている魔導技術では解明できない機構が搭載されており、神の塔建設時代の遺物ではないかと推測されている。また、剣の形態をしているが、本来は全く異なる目的で作られたものである可能性も示唆されている。


箱舟
EUREKAの各地には巨大な神の乗り物「箱舟」の伝承があるが、その現物はどこにも残っていない。
レジデンツの古村であるクヌーセンには、箱舟伝承に由来する創世神話が伝えられている。



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