マルディス教団関係者

マルディス聖騎士団に所属する新米騎士。
年若い騎士達の寄宿所であり、剣術や学問の修練所でもあるアカデミーで生活している。
父ヴァネッサ・ルキア・ヴェーグナーは火那乃国との戦役を終結させた英雄、兄サイファ・ラスト・ヴェーグナーも騎士団の白き刃と呼ばれた高名な騎士だったが死別。現在は兄の許婚者であり、異端審問庁の司教であるエルザ・ロシュミットが後見人をしている。

ヴェーグナー家はかつて聖マルディスの守護騎士であり、「神の剣」と呼ばれた剣聖ジード・ユーグ・ヴェーグナーを祖に持つファティマ随一の名門家である。
フェンは赤子のときにヴェーグナー家に引き取られた養子であるため、その家名に恥じないように幼い頃からたゆまぬ努力を続けてきた。

生真面目で礼儀正しい。正義感が強く、困っている人をみると放っておけない性格。誰からも好かれるが、他者からの好意には疎く、若干天然ボケの傾向がある。無意識のうちに相手に誤解されるような言動をして、トラブルに巻き込まれることも多い。
外見も性格も、所謂育ちの良いお坊ちゃまそのものであるが、本人は周囲の期待に応えるために無理をしていい子を演じている部分を自覚しており、心の底ではそんな自分を嫌悪している節がある。

マルディス聖騎士団に所属する騎士。
騎士団ではアノマリー殲滅部隊に所属し、フェンの先輩に当たる。またアカデミーの寄宿舎ではフェンのルームメイトでもある。養父のリーオウ・ラングミュアがフェンの父・ヴァネッサと懇意であったため、フェンとは以前から面識があり、サイファ、エルザとも親交が深い。

かつてアノマリーに滅ぼされた小さな村の唯一人の生存者だった。そのショックにより、事件以前の記憶は残っていない。孤児となった後、リーオウに引き取られ、ラングミュア家の養子となったため、似た環境のフェンを気にかけている。

暗い過去を感じさせない、人懐っこく明朗快活な性格。アノマリー発生の予測能力、及び遠方に発生したアノマリーの感知能力があり、アノマリー殲滅部隊でその能力が活かされている。

フェンの後見人。
優秀な魔導師であり、年若くして司教位についたエリートである。フェンの兄、サイファの許婚者であり、よき理解者でもあった。現在は異端審問庁の司教を務める。

表向きは教団への信義が篤い模範的な司教だが、父ヨルドが不審な死を遂げたことをきっかけに教団への疑惑が増し、密かに教団内部を探っている。

レックスの養父。
元マルディス教団教理省に所属していた司教だが、現在は派遣教父として、聖都から離れた辺境の町ブラントルで小さな教会を開いている。

教理省所属の司教ではあったが、過去騎士団のアノマリー殲滅部隊に所属していたこともある武闘派である。武道の心得があり、特に対アノマリーにも効果のある体術を得意とする。その腕前はヴァネッサも認めるほどで、騎士団からの強い慰留もあった。

ブラントル村は辺境にあるため、アノマリーが発生しても騎士団の派遣が間に合わない場合が多く、リーオウはアノマリーから村を守る守護者として、住人達からの信頼が篤い。

フェンとサイファの父。
剣聖ジードの直系であり、代々優れた武人を輩出してきた名門ヴェーグナー家の嫡子として産まれ、若くしてマルディス聖騎士団長を務めていた。その地位に恥じない実力と高潔さを兼ね備えた人物。

ヴェーグナー家に伝わる聖剣デュランダルのマスターでもあり、騎士団最強の騎士として名高く、「神の剣」ジードの再来と呼ばれていた。

火那乃国との戦役で活躍し、戦を終結させた英雄とされている。戦役後ほどなくして病死している。


フェンの兄。
養子として引き取られたフェンを、本当の弟のように可愛がっていた。父ヴァネッサより、ヴェーグナー家に伝わる聖剣デュランダルを継承し、高い剣の才能も父譲りで、マルディス聖騎士団の白き刃と呼ばれていた。

誠実な人柄で騎士団内の人望も篤く、騎士団の中でも最高位である、神の塔の守護を任務とする聖堂騎士の筆頭であった。

エルザとは産まれる前から家同士で決められた許婚者だが、長い時間を共に過ごしてきた幼馴染であり、親友でもある。何事もなければ近々正式に婚姻する予定だった。

マルディス教団教皇。教団の最高位に座する人物。
代々の教皇は教団の設立者であり、初代教皇であったエリヤの名を冠する。

教皇は、大司教や騎士団長、聖墓守など教団の幹部によって組織された枢機院によって選出されるが、その人物の情報については一切が秘匿される。
また、教皇は即位すると同時に個人としての名や所属などを全て廃棄し、名実共に「教団の代理人」としての存在となる。

現教皇は七年前に選出されたと言われている。
枢機院の前にすら姿を見せることが稀であり、一般教団員にとっては雲の上の存在である。

異端審問庁を統括する大司教。
枢機院の代表であり、教理省も管轄下に置く。現在実質的な教団運営を担い、教皇に次ぐ権力を持つ。

異端に対する強硬な姿勢で知られ、火那乃国との戦役では最後まで徹底抗戦を主張し、和解策をとった当時の聖騎士団長ヴァネッサと対立した。

ヴァネッサの没後、後任の聖騎士団長に自らの息のかかったネヴィルを置き、騎士団内への影響力も強めている。

ラウニーの代行として教理省を実質的に統括している司教。

元インディナス・マイヤーの技師だったが、出国し、マルディス教に帰依した異色の経歴を持つ。

善悪よりも真理の追究が全てであり、その為なら多少の犠牲は止むを得ないという考えの持ち主。

現マルディス聖騎士団騎士団長。
ヴァネッサの死去後、ラウニーの後押しで団長となった。ラウニーと同じく強硬な異端排除派として知られる。

傭兵出身の叩き上げの騎士であり、家柄に拘らず将軍職に推薦してくれたラウニーに恩義を感じている。そのコンプレックスの故か、名門家の養子であるフェンに辛く当たる。

黒十字騎士団団長。

アーレンフェスト家の分家筋で、イシュト・イルミナ兄弟の叔父に当たる。
敬虔なマルディス教徒であり、また優れた剣士でもある。
潔癖な理想主義者で、教団と教皇への忠誠は人一倍強い。
物静かで人当たりがよいが、一方で己の信念を決して曲げない強さを持つ。

黒十字騎士団は、異端を討つ教団の剣として、神の塔を護る教団の盾・マルディス聖騎士団と並ぶ古い騎士団である。
三百年前、ある事件をきっかけに解体されたが、火那乃国との戦役を機に再結成された。

現在は正式な騎士団ではなく、異端審問庁直轄の下部組織である。
異端審問庁官・ラウニー大司教の私兵とも言われ、聖騎士団に比して規模は大きくないが、選りすぐりの騎士によって構成された精鋭部隊となっている。


黒十字騎士団の筆頭騎士。

漆黒の刀身を持つ「黒焔刀」の使い手。
レジデンツの出身であり、火那乃国の民の血を引いていると噂され迫害されていた。
少年時代に自分を庇ってくれたエルザに執着している。

元聖騎士団の正騎士であり、同期のサイファとは因縁の仲。
問題行動が重なり、聖騎士団を除名されるが、その実力を買われラウニーより黒十字騎士団への誘いを受ける。

騎士としての能力は折り紙付きだが、その攻撃的な性向から、「狂犬」「ブラックダリア」の異名を持つ。

賢者エリヤの末裔とされるアーレンフェスト家の現当主でイシュト、イルミナの父。

アーレンフェスト家は代々十二使徒が眠ると言う聖墓所の護り手として、「聖墓護」と呼ばれる役を受け継いでおり、教団とは独立した地位にある。
ギュスターヴは48代目の聖墓護に当たる。

厳格なマルディス教徒であり、“裏切りの使徒”シオウルの剣となったイシュトとは断絶している。

イシュトの双子の弟。

生まれつき全盲で虚弱であったため、屋敷の外に出ることはほとんどなかった。そのため兄のイシュトだけが、イルミナを外の世界に繋ぐ楔であった。

EUREKAにおいては双子は凶兆であり、ほとんどの場合一人は死産となるか、重篤な障害が出る。これは、本来「生命の月」に備わっているヒトを産み出せる力は一度に一人だけであることに由来する。

イルミナは、自分が兄の負担になっていることを気にかけており、自分のせいで兄が己の人生を全うできないのではないかという不安を常に抱いていた。

ヴァネッサの父、イリアの代から親子三代に渡ってヴェーグナー家に仕えてきた老執事。
イリアが聖騎士団長を務めていた頃は、騎士団に所属する騎士でもあった。
イリアの死後、彼の遺言によって息子のヴァネッサに仕えることになる。

ヴェーグナー家の当主であるヴァネッサ、そして嫡子であるサイファまでも失い、今またフェンまでが危険に晒されるのではないかと心配している。

養子であるフェンが幼い頃から、ヴェーグナー家に恥じない人間になるよう、陰でたゆまぬ努力を続けてきたことを近くで見てきたため、特にフェンに対しては過保護と言えるほど思い入れが強い。


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